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【修理】TELLOのローター交換修理

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みんな大好き Tello (Ryze/DJI)のローター(ブレード)が回転しない故障が発生し修理を記録しましたので共有します。比較的修理は容易なので、ローター(モーター)故障の際には捨ててしまわずに直して使いましょう! 動画の通り、私のTelloくん右前のブレードが回らなくなりました。 トイドローンでブレードが回らなくなる故障はよくあることで、断線かモーターの寿命が原因のほとんどです。ということで、モーターを引き抜いてみたら、配線が切れてました(または引き抜くときに切れた?)ので、モーターをアマゾンで注文しました。 純正品ではなく互換品です。 Guokukey 8本 マイクロモーター TELLOブラシモーター 8.5x20mm 15000KV ブラシ付き モーター 4CW 4CCWコアレスモーター JST-1.25コネクター付き 小型8Xフレームキット用 8本入り(クロックワイズ4本、カウンタークロックワイズ4本) 手順としては、 ①なにはともあれ裏ブタを開けましょう。(要精密ドライバー) ②続いて、アームのところに押し込んである配線を引き出すために、点で止められているホットボンドを除去しましょう。 ③配線を引き出しましょう。 ④配線を引き出したら、とりあえずモーターにつないでみて(同じ色の配線)動作確認してみましょう。 無事に回転しましたので、これで部品交換にて対応可能なこと確認完了です。 ⑤ここで、本格修理版と簡易修理版に分かれます。 【本格修理=基板のはんだ付けで修理する(要はんだ付け用具)】 【簡易修理=基板から出ている配線はそのままにして、基板から出ている配線にモーターの配線をつなぐ】 せっかくなので、ここでは本格修理をやってみようと思います。 簡易修理の際は、配線をつなぐ長さを同じにするとショートする危険性があるので、配線を段違いの長さにカットして、ショートが発生しないように注意してください。 (参考図) ずらしてあればショートの危険性はありません ⑥基板との接点を保護しているゴム状のものを剥がします。 ハンダごてで温めれば溶けるか剥がしやすくなるかと思いましたが、あまり熱は効かないようなのでピンセットで丁寧に剥がします。 ⑦あとは古い配線を取って、モーターの配線をはんだ付けして、ホットボンドで保護。最後に配線を隠しておしまいです。 ダイソーのグルーガン

【18訓練目】2022年11月25日飛行訓練/助成金対象訓練最終日

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  人材開発支援助成金 (厚生労働省)の対象訓練(訓練時間20時間以上)も最終日となりました。 社外講習から資格取得まで1/3-1/2を助成(対象者の年齢等により変動あり)してくれるありがたい助成金です。 これから新規事業でドローン関係の講習団体に受講を考えている企業さんはこの助成金活用も検討して良いのではないかと思います。 これまでの訓練では操縦テクニックのみならず、安全管理面・人員の点検や機体の点検もより詳細に身につけることができました。 飛ばせるテクニック以上に安全管理面がドローンには重要。空からドローンが降ってきて怪我をさせたとならないようにしっかりと安全管理がなされた下で飛行が行われなければなりません。 だからこそ、独学ではなく講習団体での受講をおすすめします。 ということで、本日は屋外訓練にて空撮を実施。構図・構成も考えながらの撮影はドローンのみならず普段の頭の使い方にもいい刺激となりましたm(_ _)m

【17訓練目】2022年11月25日飛行訓練/緊急着陸訓練

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 二等無⼈航空機操縦士実地試験実施細則回転翼航空機(マルチローター) /国土交通省※R4.10.7 の緊急着陸訓練を実施 二等資格は上記リンクにもある通り、 ①センサー類ONでスクエア飛行 ②センサー類ONで8の字飛行 ③センサー類OFFで異常事態における飛行 の三種が基本飛行(限定解除はまた別)になります。 一等資格と二等資格の違いはなにか?というと、「レベル4飛行(DID地区における目視外飛行)をするか、しないか」が大きなポイントとなってきます。レベル4飛行は主に物流で使われるであろう飛行形態なので、自動車免許に例えると「普通免許か大型免許(または2種免許)か」の違いです。 現段階では概ね二等資格で事は足りるのではないかと考えています。(あとはステータス的価値の問題) ということで、本日の訓練では二等資格を想定した訓練を実施。 普段、8の字飛行はATTIモードでやっているので楽勝かと思いきや、逆にポジションモード(Pモード)の方が、惰性がない分難しいと感じました。 また、③の異常事態発生に伴う緊急着陸は試験官もシビアに見てくる項目と考えられるので、繰り返し訓練。 戻り方も最短で機首も直さない着陸と、機首を正面に戻す着陸の2パターンを訓練。 ③のルールは「最短の飛行経路で指定された緊急着陸地点に着陸を行う」というもので、機首については触れられていませんが、どうなのでしょう? 詳細がわかりましたら機会を見て共有もしていきます。

【16訓練目】2022年11月22日飛行訓練

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  訓練場所から見える榛名山です。 浅間山も見えます。この1週間で雪をかぶり、いい雰囲気です。 もう20年前ですが、初めて群馬に住んだときに富士山が見えるのか!?と驚きましたが、浅間山でした。 本日の訓練は事務的なことも伝えながら実施。 ドローン情報基盤システム (通称FISS)の飛行情報共有機能 これを使って 「誰が・どこで・どの機体を・いつ」飛ばすのかを共有するシステム であり、義務化されています。 2022年11月現在、FISS登録を怠ったことに対しての大きな罰則は無いようですが、重大事故等が発生した場合にはこういった「事務的なことをしっかりしていたか?」も 安全飛行対策をしっかりと行っていた人物か否かの評価に関わってくる と考えられます。 罰則有無が判断基準ではなく、パイロットの義務としてFISS登録をしてから飛行させましょう。 その後、今日飛行させるメンバーの IMSAFEチェック を行って、機体チェック、天候チェック、KY(危険予知)活動を行って訓練開始 前回、機体チェック時に不具合が見つかったので、やはり飛行前の機体チェックは重要です。 本日は空撮をメインに訓練。約15秒のショート動画を構図等も考えながら撮影を行いました。 途中から風も強くなり(最終的には風速5mを超える風が常態化したため訓練途中終了)、またPhantom4が修理に出ているため、撮影機体はDJI Mini2と風が強い中では心もとない機体でした。 ※画質はブログシステムのアップロード容量の関係で大きく落としています 【↑失敗事例動画】木を目隠しに、ノーズインサークルで移動(風に煽られ、立て直しにラダーがぐいっと入っちゃった)、そこからスロットル&エルロンで右上に移動しメインの榛名山を撮影の構図&撮影プラン いい空撮はスティック操作が一定が基本 まだまだ練習が必要です。 ちなみに、DJI Mini2のカメラズームですが、プロポ左のFnキーを押しながらダイヤルを回すことでデジタルズームをかけることが可能です。

【近況】JDA学科講習実施しました!

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11月16日に群馬県嬬恋村で行われた日本ドローン協会3級・2級操縦士資格の学科指導を群馬CDSのハッチが(別教官監修のもと)行わせていただきました。 ただ飛ばせるだけではなく、機体の仕組みや法規をしっかり理解して「安全にドローンを飛ばせるパイロットであること」が何よりも重要。有資格者と無資格者の最も大きな違いはこの安全面への知識と意識だと考えます。 無事受講者は参加者全員学科合格となりました。(翌日に行われた実地試験も無事全員合格) 群馬CDSから参加した受講者も2級ライセンスを取得。 嬬恋村は日本ドローン協会と災害協定を結んでいる自治体でもあり、 (上毛新聞より) 令和元年10月の台風19号の爪痕が今なお残る自治体でもあります。 そして群馬県内屈指の観光エリアでもある嬬恋村。ドローンが活躍する場は記事の通り、防災減災に留まらないと考えています。 正面に見える山は浅間山です!

【15訓練目】2022年11月15日飛行訓練

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 群馬クレインドローンシールズの講習用機のPhantom4ですが、飛行前点検を行った際にローターに異常があることを発見。この機体を使った飛行は行わずに修理に入れることになりました。 右前のプロペラを手で回すと、異音があります。 【機体を修理に出すときの注意点】 機体を修理に出すと、交換修理になることがあります。この際に注意したいことは、交換修理になった場合、 機体番号が変わってしまうことがある こと。 機体登録をしてある機体を修理する際は 「機体番号を変えずに修理」 を修理依頼時に確実に伝えるようにしてください。(依頼時にコメントを残す+機体を送るケースの中にもメモを入れる) うっかり、機体番号が変わっちゃった…なんてことが無いようにご注意ください。 <DJIへの修理依頼方法> DJI修理・各種サービスの申請 から【オンライン修理受付サービス】を選択 ※DJIのアカウントが必要となります。 ※製品シリアルナンバーの記載が必要ですが、今回私たちが修理依頼をしたPhantom4は シリアル番号の確認方法 には載っていません。Phantom4はバッテリーを外したところ(下面)に記載されている「英数14ケタの文字列」です。 今回は 飛行前にしっかりと点検を行っていることにより、異常発生に気づく ことができました。点検を怠りドローンにとって肝の部分であるプロペラに異常が発生して墜落などの事故を起こさないように、ドローンを飛ばす際はしっかりと点検を行ってから飛ばしましょう! 先日作成したビブスを着用して飛行を行っています!

【14訓練目】2022年11月11日飛行訓練

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機体を追加し、2オペ飛行による飛行練習を行っています。 機体に2台のプロポを接続して行う、2オペ飛行。マスタープロポとセカンダリプロポ(スレーブプロポ)を設定して行う飛行方法です。主はその名の通りマスタープロポで、マスタープロポの操作が入るとセカンダリプロポの操作は数秒間受け付けなくなります。講習等で危険と判断した際に受講者の操作を止められるので、講習にとても向いているオペレーション方法なのですが、片方をつなぐと片方が切れる現象が解決できず。 無事に解決できましたが、 解決方法は 機体のファームウエアアップデート によるものでした。 中古で仕入れた機体なので、ファームウエアも古いものだったようです。 2オペ飛行の飛行練習体制ができたことで、これまで以上に安全に講習ができるようになりました。 ちなみにプロポは純正プロポ+スマート送信機にしました。 DJIホームページ より スマート送信機は絶版品のため中古で約10万円。。。とにかく、機体・付属品でお金がかかりますね(笑)

【13訓練目】2022年11月8日飛行訓練 

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今日は前橋市清里方面運動場を借用しての飛行訓練。 開始時の風速は2m(最終的には5mを超える風速になったので訓練終了)、空域に対する規制なし。 今日の訓練は「指揮者指示飛行の中で、模擬点検の飛行を実施」 ドローンの活躍の場の中でも、 大きく市場が成長するのが点検業務 。 今まで足場を組んで、人が高所等危険な場所でやっていた業務が、ドローンを用いることで 数分の一の労力に削減されることが見込まれています。 2021年11月12日財務省ドローン機体ビジネスの動向について より 私達の組織では指揮者指示飛行を行う際には、パイロットは指揮者の指示内容以外の飛行は行いません。 飛行機で言うなら管制官・パイロットの関係で、より安全な飛行を行うための指揮命令系統です。 ナイター設備を点検対象物に見立てて、撮影等を実施 群馬CDSはドローンによる作業の安全はもちろんのこと、指揮者指示飛行による飛行の安全も担保し、ドローンを有効に活用していきます!

【ソフトウエア】MacintoshでのDJIアシスタント2のインストール方法

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DJIアシスタント のMacへのインストール方法が少し苦戦したので共有します。 そもそもDJIアシスタントとはなんぞや?についてですが、 【DJI社が提供するメンテナンスソフト】です。 機体を使用していく中で少しずつ生じていくセンサー関係の誤差や機体のファームウエアの更新等を行えるソフトで、調子が悪いなと思うときにこのメンテナンス(キャリブレーション)を行うと、機体がシャキッとすることも少なくありません。 Windowsで行う場合は、通常のソフトのインストールと同様に行えばインストールできるのですが、Macでは少し勝手が違いました。(Macの基本的なインストール知識が乏しいだけかもしれませんが) <手順> ①まずは、 DJIアシスタント2シリーズ から自分の所有している機体に合ったソフトウエアをダウンロードしてください。 ※対応製品のところで判断することができます。 ②-1 ダウンロードしたファイルをダブルクリックしても、下記のような画面が出てインストールは中断されます。 ②-2 そのため、ファイルの上で右クリックをして【このアプリケーションで開く→インストーラー.app】で実行してください。 ③ 下記の注意がでますが、【開く】を実行してください。 ④ インストール作業中にコマンドでパスワードを求められますが、入力はせずに閉じて大丈夫です。 MacでDJIアシスタントのインストールがうまくいかずに困っている方は、参考にしてみてください。

【12訓練目】2022年11月1日飛行訓練

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 今日はいつもと異なり、群馬県富岡市にある「 群馬ドローンパーク 」にて飛行訓練を実施 片面は住宅や学校がありますが、もう片面は小さな山と畑の広がるロケーションです。約2万平方メートルの敷地があり、更には山あり、木あり、案山子ありで、グラウンド等より少し実戦に近い飛行もできる環境です。 一通り、基本操作等を行って、ウォーミングアップを行った後、「操縦者+指示者+補助者」の複数人体制での飛行訓練。 それぞれ役割を分担して、より安全な飛行を実現する人員体制であり、一人で飛ばす=これらの人の役割もやらなくてはいけないので「一人で飛ばすほうが【実は大変な飛行方法】」です。 ここで重要になってくるのは事前の フライトプランの共有 。 どこにどのように飛行するのかを事前に共有・打ち合わせすることで、指示者からの指示がより操縦者にスムーズに届き、補助者が補助すべきポイントも明確になる。 【安全飛行のための役割分担】が複数人体制の飛行であり、そのためには安全飛行のためのフライトプランが何よりも重要になります。